新人パパ
と、1歳を過ぎた頃報告がありました。
1歳頃になるといくつかの単語を話す赤ちゃんがいますが、まだ言葉を話さない赤ちゃんも多くいます。ママたちは言葉が遅いことに心配するでしょうが、早い・遅いの個人差がありますので、様子をみましょう。
こちらでは、成長のめやすとして1歳半でどんな言葉をいくつ話せるようになるのか、また言葉の発達が心配なときはどうしたらよいのかをお伝えします。
この記事の目次
1歳半 言葉の発達|いくつ話せる?
赤ちゃんから1歳半までには、首がすわる、寝返りをうつ、お座りをする、ハイハイをする、立つ、歩く、、、そして言葉を話すと著しい成長があります。歩くまでは体の機能の発達が中心ですが、言葉を話すようになると頭の機能や情緒(こころ)が発達していきます。
言葉の発達で、話す数が増えていき、文章で話せるようにもなります。
1歳の頃の最初の言葉は1語の単語から!
最初の言葉は1語の単語で、身近にいる「ママ」、そして家で飼っていたり、絵本・テレビに登場する犬「ワンワン」や猫「ニャンニャン」が多いですね。
声をまねた擬声語(ワンワン・ニャンニャン・ブーブー・モーモー・チュンチュン)
実際に音がでている擬音語(ドンドン・ピーポー・ガッタンゴットン・ビューン)
動きや様子の擬態語(ひらひら・そよそよ・)
また言葉はでなくても、音楽に合わせて体を動かしたり、大人の言葉に反応するようになります。
☆「〇〇く~ん」と呼びかけると片手をあげる。
☆「おいで」というとこちらにくる。
☆「いただきます」「ごちそうさま」というと手をあわせる。
1歳2ヶ月を過ぎると、大好きな果物の名前が言えるようになりました。
新人ママ
何故か、前の文字を抜かして後ろの文字を話します!?
1歳半の言葉は3語~の単語
我が家は男の子なので、この頃になると車や電車に興味を持ち始めています。絵本を持ってきて、指さししながら教えてくれます。
小坊主
乗用車もトラックもバスもシャベルカーも全て「ブブ」です。
新幹線も特急も機関車も全て「デンデン」です。
誰が教えたのか飛行機は「ビューン」です。
バスを見ながら「これはブブだけど、バスだよ!」と何回か話していると、今では「バス」と言えるようになりました。
小坊主
個人差はありますが平均で、1歳半では10語の単語を話せるようになります。早い子では2語文を話せる子もいます。
言葉が増えていく遊び
「早く色々な言葉を話してほしいな~」
「言葉を話すのが遅いみたいだけど~」
そう思っているママに、言葉が増えていく方法を紹介します。
絵本を見よう!|読み聞かせでコミュニケーション
0歳の頃は赤ちゃんの様子を見ながらママが絵本を選んでましたが、1歳を過ぎると自分で絵本を選び、「これ読んで!」という感じで開いていきます。
絵本のイラストや写真を目で見て、読み聞かせを耳で聞くことで、色々のこと想像することができ、言葉を覚えていくようになります。同じ本を何度も何度も、見ても聞いても飽きることがありません。また、読み聞かせは言葉を覚えるだけでなく、親子のコミュニケーションの楽しさを感じることができます。
小坊主
音楽を聞こう!|ママ・パパが歌おう!
0歳時のときには、寝かしつけるときに、音楽を聞かせたりママが子守唄を歌ったりしましたよね。赤ちゃんは、心地よい音楽でスヤスヤと眠りにつきましたね。
1歳頃になると、音楽を耳にすると、首で頷く動作を繰り返したり、音楽に合わせ体を左右に揺らしたりします。その仕草はとても可愛いですよ!
1歳半頃になると、音楽を聞くことは言葉を聞くことと同じ効果があります。同じ音楽を何度も聞くことにより、同じ歌詞を何度も聞いたことになり、言葉を話すことに役立ちます。
どのように音楽を聞かせたらいいのか迷うかもしれませんが、パパ・ママが歌うこと、パパ・ママの声を聞かせることが一番です。ママのお腹にいる頃から聞いている声が一番赤ちゃんの耳に届きます。
おもちゃや遊びで語彙力をふやそう!
おもちゃのなかには、言葉の発達を促す知育玩具があります。確実に語彙力の発達に繋がります。
一番のおすすめは、「アンパンマン ことばずかん」です。 たくさん絵が書かれていて、タッチペンでタッチしたどうぶつ、のりものなどの名前音(単語)を喋り教えてくれます。子供の成長にあわせ、2語分モード・英語モードになります。
また、言葉の発達には、口の周りの筋肉を鍛えたり、呼吸を調節できるようにすることが必要です。口をすぼめてフーッと吹く動作が口の周りの筋肉を発達させるのに最適です。家で楽しく簡単できる遊びを紹介します。
- シャボン玉遊び
- 水を深い容器に入れストローでブクブクと吹く
- ラッパ・笛を吹く
- ティッシュを手のひらにのせフゥーっと吹き飛ばす
また、全身を使った遊びで話しかけながらたくさん笑うと、情緒が豊かになり、話す能力が身につきます。「ボール遊び」や「鬼ごっこ」「たかいたかい」「お馬さんごっこ」「飛行機遊び」、、、パパの出番ですね。
やらないほうがいい遊び
テレビをつけっぱなしにしない
ママがご飯の用意や掃除・洗濯などの家事をするときは、EテレやDVDを見せておくのは仕方ないけれど、時間があるときには、話しかけながら一緒に見ましょう。
テレビを見て覚えることもあるので、見せない!とは一概に言えませんが、長時間のつけっぱなし、見せっぱなしはやめましょう。
ママとだけいつも遊ばない
パパの帰りが遅かったりして1日中ママと2人だけの毎日だと、人との関わりがワンパターン化して色々な経験ができなくなります。
☆パパには時々は早めに帰ってきて遊んでもらおう
☆祖父母と連絡をとりあい遊んでもらおう
☆公園に行ったり散歩をして近所の方と話そう
質問をして無理に言わせない
話し始めたのが嬉しくて、「これはな~に?」「この動物のなき声はどんなかな?」などと、つい聞いてみたくなりませんか?けれど、そのときに興味がないと、答えることがストレスになってしまうことがあります。話すことができなくなってしまいます。
無理に言わせないで、話すまで待ちましょう。
1歳半で言葉の発達が心配なとき
1歳頃から一つの単語を話し始め、1歳半頃には平均で単語を10語くらいは話せるようになります。また、「時計はどこ?」「耳はどれ?」と聴くと「指差し」で教えてくれます。
うちの子言葉が遅いかな?
単語を一つも話さず「指差し」もしないときは、まずは先にお伝えした「言葉が増えていく遊び」をやってみましょう~
それでも心配なときは、1歳半検診で相談してみましょう。個別相談で専門家のアドバイスを聞いたり、支援センターへ通うことができます。また、専門機関へ相談することもありです。
1歳半検診で指摘されることもあり
今まで、言葉の発達には個人差があると伝えてきましたが、病気や障害が原因になっていることがありますので注意が必要です。
1歳までの乳児検診では、おすわり・ハイハイ・つかまり立ち、、と運動面の発達の検診でしたが、1歳半検診では話す言葉の数や言葉の理解力など、情緒面の発達に問題がないかの検診が加わります。
1歳半検診の内容
- 問診票の確認:事前に記載した問診票にそって確認する。
- 健康状況の確認:身長・体重を測る、胸・頭・お腹皮膚などの触診、視覚・聴覚の確認
- 情緒面・言葉の発達の確認:言葉はいくつ話せるか、理解しているか(指差しできるか)
- 手・足の発達の確認:歩行の観察、積み木をいくつ積めるか?
- 生活習慣の確認:食事の量、睡眠(昼寝・夜・夜中)、 排泄や歯磨き、遊び(おもちゃ・滑り台・乗り物)
- 予防接種の確認
- 子育ての環境
- 歯科検診
「情緒面・言葉の発達の確認」では、こんな質問があります
- 何かに興味を持った時、大人に、指をさして伝えようとしますか
- 大人がお子さんの 顔を見たり、笑いかけると、笑顔を返してきますか
- 大人が部屋の離れた所にあるおもちゃを指さすと、お子さんはその方向を見ますか
- 意味のある言葉を話しますか
言葉の発達の遅れを指摘されたとき!
言葉の発達の遅れは発達障害と関係することもあるので、検診ではより詳しく調べます。
①経過観察:言葉を話さないが 簡単な指示が理解しているとき。2歳位までは様子をみることにして、2歳検診でもう一度確認する。
②再検査や支援センター:言葉が話せるための働きかけをしてくれて、問題の早期発見に対処してくれる。
指摘されたときは、ショックを受けたり、心配になりますが、実際問題がなかったケースはたくさんあります。また、早い対応で社会に適応できるチャンスがあると前向きにとらえましょう。
まとめ
- 1歳半では平均で10語の単語を話せします
- 言葉は絵本をみたり、音楽を聞いたり、おもちゃや遊びで言葉が増やせます
- テレビのつけっぱなし、ママとだけ遊ぶのはやめましょう
- 発達が遅いかな?などと心配なときは、1歳半検診、専門機関に相談しましょう。
言葉の発達は個人差もあり、環境によってもかわってきます。いくつ話せるか? 指差しをするか? など今の状態を理解して、絵本や遊びでさらに伸ばしていきましょう。