贈る時期は、先方の地域に合わせるのがベストです。贈る時期を間違ってしまうと、相手が不快になってしまうこともあります。
こちらでは、今年・2020年の関東贈る時期はいつ頃がよいか? また、遅れた時はどうしたらよいか? マナーと合わせてお伝えします。
この記事の目次
お中元の時期2020年 関東はいつ?
お中元を贈る時期は、お盆の時期により違ってきます。
関東は一般的に、7/1~7/15までにお中元を贈るとよい!と言われていますが、関東でも地域によりお盆の時期は違うのです。
お中元の時期・2020年6月下旬~7/15
東京の都市部・横浜中心部・栃木市旧市街地などの地域のお盆は、新暦の7月15日を中心(7/13の迎え盆~7/16の送り盆)に行います。
お中元を贈る時期は6月下旬~7/15までがベストです。首都圏では配送が集中しないように、6月中旬からと年々贈る時期が早くなっています。
コンビニ・デパート・スーパーなどでは、6月上旬にはカタログが並んでますよね。
お中元の時期・2020年7月上旬~7月下旬
関東でも、お盆が新暦の8月15日を中心の(8/13~8/16)地域があります。
こちらの地域でのお中元を贈る時期は、7月上旬~7月下旬がベストです。首都圏と同様贈る時期が早まっていて、6月下旬からの方もいます。
お中元の時期、2020年その他の地域
お中元を贈る時期とは、贈り先へ届く時期です。相手の住んでいる地域に合わせて贈りましょう。関東以外の主な地域も参考にお伝えします。
お中元の時期・北海道
7/15~8/15が一般的! お盆は8/15を中心に行われます。
但し函館の一部地域では、お盆が新暦の7/15です。函館の一部地域へのお中元は、7/15までに贈りましょう。
別の地域から、7/15以前にお中元が贈られてくるようになり、北海道でのお中元の時期も年々早くなっています。
お中元の時期・東北
7/1~7/15が一般的!
関東の一部の地域と同じく、お中元の期間が2週間と短いので、最近は6/20頃からと贈る時期が早まってます。
お中元の時期・中部地方
北陸(福井・石川・富山)
お中元の時期は、地域により異なります。
7/1~7/15 | 金沢 |
7/15~8/15 | 能登・富山 |
※北陸地方の方へお中元を贈る時は、特に注意が必要です。
7月15日頃届くようにすれば、どの地域にも失礼にならないです。
甲信越(山梨・長野・新潟)
7/1~7/15が一般的!
東海(愛知・岐阜・静岡)
7/15~8/15が一般的!
※静岡・愛知の都市部ではお盆が新暦の7月に行う地区があります。この地域のお中元は、7/1~7/15に贈るのがベストです。
お中元の時期:関西・中国・四国地方
7/15~8/15に贈るのが一般的!
最近は、関東など別の地域から7月上旬に届くことが増え、影響で年々早くなっています。
お中元の時期・九州地方
8/1~8/15に贈るのが一般的!
全国で最も遅い地域で、関東・東北などと1ヶ月違います。
お中元の時期・沖縄
旧暦の7/15(2020年は9/2)までに届くように贈ります。
お盆が(旧暦7/13~7/16)で、2020年は8/31~9/3です。
年によりお中元の時期が異なるので、注意しましょう。
※全国に贈る相手がいる場合は、混乱してしまうかもしれませんね。
しかし、最近ではこの地域差は徐々になくなってきています。
お中元を贈る時期が遅れた場合とのしの書き方
「お中元を贈る時期だ!」と思いながら、うっかり贈り忘れてしまうこともあります。「遅れてしまった、どうしよう~?」そんなときの対処法があります。
立秋やお盆を境に、のしの表書きを「暑中御見舞」「残暑御見舞」として贈ります。
お中元の時期が7月15日までの地域
関東・東北・北陸・甲信越など、お盆が7/13~7/16の地域
7/16~立秋前日(2020年は8/6) | 「暑中御見舞」「暑中御伺い」 |
立秋(2020年は8/7)~8月末 | 「残暑御見舞」「残暑御伺い」 |
お中元の時期が8月15日までの地域
北海道・東海・関西・中国・四国・九州など、お盆が8/13~8/16の地域
8/16~8月末 | 「残暑御見舞」「残暑御伺い」 |
※目下から目上の人に贈る場合は「暑中御伺い」「残暑御伺い」となります。
※遅くても8月中には届くようにしましょう。
お中元を贈るときのマナー
喪中の場合
今年は贈る自分が喪中、もしくは贈る相手が喪中という場合があるでしょう。でも、お中元は日頃の感謝の気持ちなので、贈っても受け取っても差し支えありません。
贈るときはのしや水引は使わず、無地の白い紙に「お中元」「御中元」と書くのがベストです。
贈る時期が忌中(亡くなってから49日まで)の場合は、忌中があけてから「暑中御見舞」や「残暑御見舞」として贈るマナーがあります。
仲人・媒酌人へのお中元の期間
結婚式の仲人・媒酌人に、普段はお付き合いがなくても、お中元を贈っている方がいるでしょう。でも、何回か続けているうちに、いつまで贈ればいいのだろう?と思います。
「仲人・媒酌人には3年間は贈る!」のが一般的です。新婚夫婦も3年経てば安定し、周りの手助けが必要なくなるということからです。
お中元とお歳暮はどちらか贈るのでもいい?
お中元とお歳暮は、それぞれ半年間ずつの「感謝の気持ちを伝える贈り物」です。しかし、年々お付合いが増えると費用も増したりします
基本的には、お中元とお歳暮は両方贈るのが礼儀ですが、お付合いの濃さの変化により片方にするのもありです。片方にするとしたら、お中元を省略することになります。
しかし片方にするタイミングは、悩むと思います。まずは、贈る品物の金額を下げることをおすすめします。
まとめ
2020年のお中元の時期を、関東を中心にお伝えしました。
お中元は「感謝の気持を伝える贈り物」です。贈る時期は地域により違います。相手の地域に合わせて贈りましょう。
最近は、お中元の時期が6月下旬からと早くなっている関東にあわせ、全国的にどの地域も早くなっています。