2020年開催中止！川越市 北本市 幸手市 浅間神社の初山 前玉神社は予約制

今回は埼玉県の川越・北本・幸手・行田の浅間神社の初山について、基本情報・アクセスなどをご紹介します。

埼玉県の浅間神社おすすめ！

埼玉では10ヶ所位の浅間神社で初山が開催されます。

川越・仙波浅間神社(毎年7月13日)

川越の仙波(せんば)浅間神社の初山では、初山までの1年間に結婚した花嫁や赤ちゃんを連れて、健康に過ごせるようにとお参りします。

また、川越の初山には「あんころ餅を食べる」という習わしがあります。富士山に見立てたあんこをもちにのうえにつけたあんころ餅で、「暑い夏を乗り切る」と言われています。昔は、うちわと一緒にあんころ餅も仲人・近親に配りました。

あんころ餅の販売・予約

初山にあんころ餅を食べて暑い夏を健康に過ごしましょう～
川越の和菓子屋さんでは初山の時期にあんころ餅の限定販売・予約があります。

2020年浅間神社の初山参りは中止になりましたが、あんころ餅は販売されます。

仙波浅間神社へのアクセス

近隣のレストラン情報

赤ちゃんの体調にもよりますが、午前中に参拝して、皆でランチができればいいですね。なかなか外出できないママの、気分転換にもなります。

北本・東間浅間神社(毎年 6月30日・7月1日)

北本の東間(とうま)浅間神社の初山参りは、富士山の山開きにあわせ、2日間行われます。赤ちゃんの健やかな成長を願う親子連れで賑わいます。赤ちゃんの額に御朱印を押してもらい、お札とうちわを頂きます。

東間浅間神社へのアクセス

近隣のレストラン情報

幸手・浅間神社(6月30日・7月1日）

幸手の浅間神社は、江戸時代に幸手宿一の豪商であった呉服商長島屋が建立したと言われています。

まっすぐな人に育つようにとネギ、家庭円満・内輪もめのないようにとうちわ、登山の際に喉をうるおすためにタンキリアメの縁起物を頂けます。

幸手の浅間神社へのアクセス

※両日とも18時から21時まで、神社前道路には車は入れません。

近隣のレストラン情報

行田・前玉神社 (7月1,14,15日と第2日曜日)

前玉(さきたま)神社は、行田市のさきたま古墳群に隣接する神社です。高さ8.7m、周囲92mほどの浅間塚の古墳上に建てられています。

浅間神社の御祭神の「木花咲耶姫命（このはなさくやひめのみこと）」は、子宝に恵まれる神としても信じられていることから、子供がいない新婚夫婦の方に、木花咲耶姫命札を用意しています。

行田の前玉神社へのアクセス

※お祓い・御朱印をしてもらい、お守りやお札が頂けます。

近隣のレストラン情報

埼玉県の初山は大宮・宮代町・春日部・岩槻・羽生でも開催されます。

浅間神社の初山って何をするの？

7月の山開きにあわせ浅間神社では「初山」というお祭りが開催されます。

浅間神社とは？

浅間神社(せんげんじんじゃ)という名前がつく神社は関東を中心にして全国にあります。

富士山は昔から山岳信仰としてあこがれの山です。しかし、車もなく道路も整備されていない時代には、遠くてなかなかお参りに行けない人がたくさんいました。

そこで、小さな山(小山)を富士山に見立てその上に神社を建て、山開きの季節に参拝しました。御祭神は木花咲耶姫（このはなさくやひめ）です。桜の花のように美しい神様であると同時に、木花咲耶姫命は、火の中で３児をお産したというたくましい神様と伝えられており、安産と子育ての神として、人々の信仰を集めています。

初山とは？

富士山に見立てた浅間神社の小山に、初めて赤ちゃんが登るので「初山」と呼ばれます。赤ちゃんの額に御朱印を押すことから、北関東では「ぺたんこ祭り」とも言われます。

参拝は赤ちゃんが主ですが、新婚のお嫁さんの「嫁帰り」や子供さんがいない夫婦も参拝に来ます。

初山に行ったら何をするの？

初山には、赤ちゃん、パパ・ママ、祖父母など、都合がつく方が一緒に行って参拝すると賑やかでいいですよね。

長い石段の山を登り「初穂料」を供え、赤ちゃんの額に御朱印を押してもらいます。神社により、祈祷したり、お札・うちわを頂けます。

また、うちわはあおいで夏の病気を追い祓い、夏を元気に過ごせるようにと、仲人さんや近親に配る習わしがありました。

山を降りてくると露天がでていたり、舞台があったりで、お祭り気分が味わえます。

初穂料とは？

「初穂料」とは、神前にお供えする金銭です。初穂料をお供えして、御朱印・祈祷・お札などが頂けます。

金額は3,000円~5,000円が多く、神社で決めてあることが多いです。「料金」として決まっていれば、のし袋は要りませんが、無地ののし袋を用意しておくと安心です。

まとめ

１年間に結婚した花嫁や新婚の夫婦、生まれた赤ちゃんを連れて、富士山に見立てた小山の浅間（せんげん）神社に参拝をして、無病息災を祈願する行事です。赤ちゃんの額に御朱印を押してもらったり、子宝に恵まれるようにお祈りしてくれます。