母乳によいおすすめ飲み物|たんぽぽ茶・たんぽぽコーヒー・ハーブティー・ルイボスティーなど

 

母乳育児をすすめる場合に、赤ちゃんの栄養源はママの母乳からのみになります。そのため、ママは食事とともに飲み物にも気を配ることが大切です。たくさんの栄養がある母乳を赤ちゃんに飲ませたいママには、どのような飲み物がよいのでしょうか?

水分補給が必要なわけ・摂り方

母乳の80%以上は水分ですので、授乳中のママは自分に必要な水分だけでなく、母乳を作るための水分補給も必要になります。水分が不足すると母乳が出なくなったり、出が悪くなったりします。

水分がたくさん補給されると血液が良く流れ、母乳がスムーズにでます。大人の水分補給は1日に2000ml以上と言われています。赤ちゃんは4ヶ月頃には1日に800~1000mlの母乳を飲むようになります。ママの水分補給に赤ちゃんのをたすと、2800ml~3000mlの水分補給が必要になります。

こまめに飲む

1日に必要な水分を、1度にたくさん飲むと胃腸に負担がかかり、急に増えた水分は、尿としてそのまま体外に排出されてしまいます。1度に飲む量を少なくして、こまめに飲むようにしましょう。1度に飲む量をコップ1杯にして、1日15回位と回数を増やすことで必要な水分量は摂れます。

また、忙しい子育ての生活のなかで、飲むタイミングを決めて習慣化することで水分不足を予防できます。朝起きたら1杯、3度の食事の前後に1杯、授乳した後に1杯、お風呂に入る前後に1杯、寝る前に1杯、、、、かなり水分づくしですが、赤ちゃんにもママにも、たくさんの水分補給が必要です。

常温か温かい飲み物が胃腸にやさしい

冷たい飲み物は胃腸に負担をかけ、血液の流れを悪くして、母乳を出にくくします。むくみや体の冷やす原因にもなります。

よい母乳を作るためには、温かい飲み物をとることがおすすめです。暑い季節でも、冷蔵庫から出した飲み物は、常温にしてから飲みましょう。

アルコール飲料・カフェイン入り飲料、、、は飲まない

授乳中のママには、妊娠中と同様、避けた方がいい飲み物があります。それは、アルコール飲料・カフェイン入り飲料・糖類の多い清涼飲料水・脂肪分の多い牛乳などの乳製品です。母乳が出づらくなったり、「アルコール」や「カフェイン」などは赤ちゃんに影響を及ぼすこともあります。

アルコール飲料

授乳中のママがアルコール入りの飲み物を口にすると、母乳にもアルコールが含まれるようになります。アルコールを含んだ母乳を飲んだ赤ちゃんは、消化機能がまだ未熟な為アルコールを分解することができず、発育に影響がでたり、睡眠や認知能力へ影響が出る事があります。

また、アルコールを長く飲み続けたり、飲むお酒の量が多いと母乳が出にくくなります。

カフェイン入り飲料

コーヒーや紅茶などカフェイン入りの飲料も、授乳中のママには控えたい飲料です。母乳を介して赤ちゃんがカフェインを摂ると、覚醒作用で興奮して寝付きが悪くなったり、ぐずりがちになる可能性があります。

カフェインには、ストレスを抑える効果もあるので、過剰摂取に気をつけながら1日1~2杯位であれば問題はありませんが、できれば、コーヒーが飲みたい時はカフェインレスのコーヒーを選びましょう。

カフェイン入りの代表的な飲み物には、コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶・栄養ドリンク・コーラ・ココアなどがあります。

清涼飲料水(炭酸飲料)

清涼飲料水には多くの糖分が含まれています。糖分を摂りすぎると、血液の流れが悪くなり、乳腺が詰まりやすくなり、母乳の出が悪くなったりします。冷たくして飲む清涼飲料水は、体を冷やしてしまい、母乳の出が悪くなってしまいます。甘いジュースや野菜ジュース・果実ジュースにも糖分が多く含まれているため、できれば控えましょう。

牛乳・豆乳

牛乳は脂分を多く含みますので、脂分の摂りすぎは、乳腺の詰まりの原因になります。授乳中の飲み過ぎには気を付けて、乳腺が詰まりやすい人は避けた方がいいでしょう。低脂肪乳であれば脂分が少ないので、乳腺が詰まる心配はありません。

豆乳は牛乳に比べ、脂質・カロリーが低く、栄養価も高く、大豆イソブラボンは、産後のホルモンバランスの改善にはおすすめです。購入する時には、成分表示など確認して、糖分や塩分が含まれている調整豆乳ではなく、成分無調整のものを選ぶようにしましょう。

おすすめの飲み物

たんぽぽ茶・たんぽぽコーヒー

たんぽぽ茶はたんぽぽの根・茎・葉を乾燥させて作られ、たんぽぽコーヒーはタンポポの根だけを焙煎して作られ、ノンカフェインなので安心して飲むことができます。たんぽぽには、ビタミン・ミネラル・鉄分などが多く含まれるため、血液の循環を良くさせ、母乳の出を良くし乳腺炎を予防します。また、血行が良くなり、冷えを改善してくれる効果もあります。

タンポポ100%のお茶ですと、かなり渋く苦みが強く飲みにくい印象があります。最近では種類も増え黒豆などとブレンドされクセがなく飲みやすくった「たんぽぽ茶ブレンド」もおすすめです。たんぽぽコーヒーは焙煎されているので風味がコーヒーに似ています。

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   たんぽぽ茶で母乳の出がよくなった!|乳腺炎の予防にも効果あり!

ルイボスティ-

ルイボスの葉を乾燥させたお茶で、原産地の南アフリカでは「不良長寿のお茶」と言われるほど健康的なお茶です。カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラルが多く含まれるので、冷えを改善してくれ、血流の流れも良くして母乳の分泌増加にも期待できます。また、フラボノイドも含まれているので、ストレスを少なくして安眠効果もあります。

味は紅茶と似ていて、渋みがなく、後味もスッキリとして飲みやすいです。コンビニやドラッグストア・スーパーで手頃な価格で購入できます。

麦茶

麦茶は原材料が大麦で豊富にミネラルや食物繊維が含まれていて、ノンカフェインです。血行をよくする効果があるので、乳腺が詰まりづらくなり、母乳の出もよくなります。手軽に購入でき、飲みやすくシンプルな味なので、毎日飽きずに飲むことができます。

ただ、大麦には、体を冷やす作用があるので、冷たい麦茶を1度に大量に飲むと、血液の流れを悪くし、母乳が出にくくなってしまうこともあります。麦茶を飲む時は、常温か温かくして少しずつ飲むようにしましょう。水出し可能な麦茶の中には、カフェインを含んでいる商品があるので、購入する際は確認しましょう。

ハーブティー

ハーブティーには血液作りに欠かせない栄養素が多く含まれ、母乳の出をよくして、リラックスや安眠にも効果があります。水分補給も兼ねてハーブティーを飲み、リラックスタイムをするのもおすすめです。色々な種類がありますが、ノンカフェインで無農薬のオーガニック栽培・無添加物の商品を選びましょう。

ローズヒップティー、ラズベリーリーフティー、ほほえみママミルクブレンド、AMOMA・ミルクアップブレンドがおすすめです。

ハーブティーには、たくさんの種類があり、授乳中のママに効果的な飲み物ですが、カフェイン入りや好ましくない成分が含まれたものもありますので、表記の確認などに注意しましょう。フェンネルやフェヌグリークは長期的に飲むと悪い影響がでることがありますので、母乳が安定して出るようになったら飲用はやめましょう。また、多量に飲むことにより悪い影響がでることもありますので、飲みすぎにはくれぐれも注意しましょう。セージやペパーミントも母乳の出を抑えるといわれています。

ごぼう茶

ごぼうは食物繊維が豊富なので、便秘解消の効果が期待できます。血液をサラサラにしてくれる効果があり、乳腺炎を予防してくれます。また、血液がスムーズに流れ、冷え症の改善もできます。ノンカフェインで、無添加・無着色のごぼう茶ですが、ゴボウの風味が強いので、苦手な人は、まずは少し購入して、薄めに入れて飲んでみましょう。

母乳育児中はいろいろな制限がありますが、できるだけストレスをためないことが大切です。水分補給しなければならない、「母乳にいい」からとおいしくないのに飲まなければならないのは苦痛で、ストレスになってしまいます。
食事の前後は麦茶やルイボスティー、授乳後はたんぽぽ茶やたんぽぽコーヒー、ハーブティーでリラックスタイムをと、時間によって変え、色々種類の飲み物を楽しむのもおすすめです。無理をせず、自分にあったおいしいと思える飲み物をみつけて、赤ちゃんとママだけが関われる授乳期間を楽しく過ごしましょう。

 

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